旧満州国の皇帝 愛新覚羅溥儀
「ブリティッシュロック」
中学生の頃、レンタルレコードが登場した。このレンタルレコードで「BEATLES」に出会い、その後に「LED ZEPPELIN」「SEX PISTOLS」…に次々とはまる。もしこのタイミングでレンタルレコードが登場しなければ、ブリティッシュロックにはまることもなかったかも知れない。
その後、レンタルレコードは、瞬く間に日本中に広がり、僕の趣味だけでなく、ついには著作権法をも変える。レコード業界とレンタル業界との利害調整を図る、貸与権の創設だ。その内容は、「著作者は、その著作物をその複製物の貸与により公衆に提供する権利を専有する」というもので、風情のかけらもない。だが、僕にとっては、ブリティッシュロックとの出会いを思い出させる、特別な条文だ。

imagine / John Lennon
「パンクロック」
高校生の頃、パンクロックにはまった。「SEX PISTOLS」「ザ・ブルーハーツ」「The ピーズ」が僕を壊した。「アナーキー」という言葉にわけもわからず熱狂した。「大人たちに褒められるようなバカにはなりたくない」というフレーズが妙に心地よかった。そして、さんざん無理してバカになった。
さすがにこの歳になって髪の毛を逆立てたり、「鋲打ちの革ジャン」や「安全ピン」を身に着けることはない。だが、パンクロックの後遺症なのだろうか、特許庁に対する意見書は「尖がって」いる。
赤頭巾ちゃん気をつけて / 庄司薫
「格差社会」
最近「格差社会」という言葉をよく耳にする。が、そんなの昔からだ。僕は大学生の頃、毎日それを実感していた。大学一年のとき、自転車通学をしていた。自宅は、最近では「ネットカフェ難民」のメッカとして有名な「蒲田」。一方、旧都立大学は、「オシャレ」な街並みに「セレブ」が集う「東横線沿線」。蒲田から旧都立大学へは、「呑川」という川に沿って行く。旧都立大学は「上流」側、蒲田は「下流」側。途中、池上、久が原、緑ヶ丘を通る。標高が次第に高くなっていく。街並みが次第に上品になっていく。「下流」へ向かうのは楽だが、「上流」へ向かうのはキツイ。いつか「上流」に住んでやる! この想いが僕の原動力である。
ところが、僕は今、いわゆる「湾岸エリア」に住んでいる。目の前は「海」だ。どうする、これより「下流」はないぞ!

Honda CBR 250R
「アメリカ合衆国」
大学二年のとき、米国を旅行した。はじめての海外旅行だ。日本はバブルの真っ只中、一方の米国は不況の真っ只中、「東京を売れば米国が買える」と言われていた頃のことである。不況で悲惨な米国をイメージして成田空港を飛び立った。そして、ロサンゼルス国際空港に降り立ち、イメージとはまったく違う米国を目にして驚いた。日本よりも米国の方がはるかに豊かではないか。東京を売って米国が買えるわけないじゃないか。誰にというわけではないが、「騙された」と思った。
真実は自分の目で見て確かめろ! いい教訓となった米国旅行である。